【経理職への転職】市場動向や必要なスキルセットを解説|適切なキャリアプランを立てよう!

  • 経理への転職は市場的にはどうなの?
  • 経理に転職するために必要なスキルは何?

経理職は安定的に求人がある仕事で、日商簿記2級を取れば転職に有利です。

さらにITスキル・実務経験を身につければ将来フリーランスになり、在宅でも仕事できるようになるでしょう。

この記事では、経理職へ転職したい方が知るべき市場の需要や必須となるスキルについて詳しく解説します。

  • 経理職の現在と未来の需要
  • 学ぶべきスキル
  • 経理の働き方 〜3つのゼロ〜
  • 転職成功のイメージ

最後まで読めば、以上のことがわかります。

目次

経理転職の市場動向

経理転職の市場動向は、デジタル化の進展に伴い大きく変化しています。

新型コロナウイルスの影響でリモートワークが普及し、これが経理業務のデジタル化を加速。

現在、経理人材の需要は高まっており、特に実務経験のある人材は求人を選び放題の状態です。

選び放題…(ゴクっ) 経験ある経理人材は仕事に困らない!

企業の財務健全性を考えるうえでも、経営状況を数字で把握している経理人材の評価は年々高くなっています

経理職の役割も進化しており、AIや自動化ツールの導入によりルーティンワークから脱却し、分析・戦略立案が重視される業務へシフトしています。

また、市場の変化に伴い経理職にとっては、専門性を生かしたキャリアアップの機会が増加。

フリーランスや業務委託として働くケースが増え、職務の柔軟性が向上しています。

2024年現在の日本の上場企業は3年連続で過去最高益を更新しており、経理職は売り手市場にありますが、それを考慮しなくても経理職の求人は正社員雇用も、業務委託案件も安定的にあります。

経理職の需要と供給の現状

経理のいない会社は存在しません。

会社が存在する限り、一つの会社に一人の経理職は必要であり、需要が途絶えることは全くありません。

特に経理職の良いところは、地方でも確実に求人があることです。

さらに、経理職の人材を求める需要は、以下の2つの理由により増え続けています。

  • 企業のデジタル化が進むなかで、ITスキルのある経理人材の需要が高まっている
  • ベテラン層の引退や 少子高齢化による人口減少で人材不足

経理の転職市場に目を向けると2024年上半期の求人数は好調です。

コロナが落ち着き、売り上げが回復し始めた企業が多いことから請求書処理や売り上げ管理などの経理業務の負担が増えています。

こうした状況に対し、経理職の体制を強化しようとする動きが高まっていることが求人増加を後押ししています。

doda(経理の転職市場動向2024上半期)

需要が増えていることから、一部在宅勤務も増えており、実務経験とITスキルがあれば働く場所を選ばない仕事に変化してきています。

経理=会社員はもう昔。今は、在宅勤務・フリーランスになれる時代!

リモートワークを行う場合は、対応可能な会計ソフトを扱えるITスキルが多いと市場価値が高まるので、出来るだけ様々な会計ソフトを扱えるようになると良いでしょう。

さらにAIや自動化ツールを活用すれば、フリーランス経理になり、完全在宅ワークも実現可能になっているので、将来性の高い職業になってきました。
» AI時代に求められる経理職の必要性と未来

経理の働き方〜3つのゼロ〜

経理職の需要は安定していて、特に経験者の需要は中小企業で高く、転職に困ることはありません。

また、コロナ禍をきっかけとしたリモートワークやフレックスタイムの普及が進んでおり、働きやすさも改善されています。

また、経理職は3つのゼロがある仕事で元々働きやすく、離職率は低い傾向にあります。

残業ゼロ

働きやすさもの特徴はなんと言っても、残業の少なさ。

「残業なし」「月10時間以内」という求人が多く、さらに「月10時間以内」というところも話を聞いてみると「決算時期だけ残業があって、他はなし」という内容。

残業が少ないので経理部員はプライベート時間も多く取れますし、ストレスもありません。

人間関係ゼロ

会社ごとの経理人員が少なく、人間関係でつまづくことが少ない。

100人規模の会社なら、経理職は1人で回しますので、上司が存在しないんですね。

人間関係は同じ仕事をする人が複数名いることで発生します。

専門スキルを持った独自の仕事を持つ人が自分だけだと、代わりがない人材なので非常に優遇され、トラブルも起きにくい。

新しい仕事ゼロ

経理は後処理を行う仕事で、過去の仕訳と同じ処理をして統一させていくことが重要です。

仕事は基本的にはルーティンワークになっていきますし、新しい仕訳項目を使うことも年に数回あるだけで、それ以外は全く同じ仕事の繰り返しです。

新しい仕事はほとんどないので、迷うことや悩むことがなく、「どうしよ〜」とストレスを抱える事態になることはまずありません。

新しいことを取り入れたい人には不向きですが、波風立てず仕事を黙々と続けていきたい人には最高の仕事です。

経理はド安定の仕事。一度就いたら美味しすぎて、みんな辞めないから離職率も低い。

経理転職市場のトレンド

転職では経験者を求める求人が圧倒的に多い。

決算経験と3年経験があれば、どこでも採用してくれるのが経理の転職市場です。

但し、経理人材の人材不足もあり、経験者募集でも応募してみると未経験者でも取ってくれるケースはあります。

私も未経験者の時に経験者募集に応募し、採用されました。

経理の仕事はおおよそ過去の仕訳の通り行うものなので、全くの素人でも問題なく業務は行えますし、税理士と提携している会社が多く、最後のフォローをしてくれます。

最近では、経理業務のアウトソーシングも増え、企業はコンプライアンスや内部統制の強化に努めています。

これに伴い、経理職には高い専門性が求められる傾向にあります。

データ分析能力を持つ経理人材は市場で高い需要があり、M&Aや企業再編などの特定プロジェクトの際には、特化した人材であれば採用されます。

スキルアップを目指すなら、財務を学ぶか、特化人材になろう

これらの特徴とトレンドを把握することで、経理転職市場でのポジションと将来の展望が明確になり、キャリアプランを立てる上で有益な指針となります。
» 経理のキャリアプラン完全マニュアル

経理転職に必要なスキルセット3選

経理転職を成功に導くためには、特定のスキルセットの習得が欠かせません

経理のプロフェッショナルには、基本的に会計知識や簿記資格が必要とされています。

単に数字を扱うだけでなく、それをわかりやすく伝えることのできるプレゼンテーション能力やコミュニケーションスキルも、キャリアアップには不可欠です。
» 経理のコミュニケーション能力向上完全ガイド

経理職は法的な規制や業界の慣習に精通し、特にコンプライアンスへの理解は、企業の信頼維持とリスク管理に必要です。

また、グローバル化に対応するため、英語を含む外国語能力もあれば強みになります。
» 国際業務に必要な専門スキルを高めるポイント

これから、必要な資格・スキル3つを紹介するよ

必須資格:日商簿記2級

日商簿記2級は必須で、求人票には必ずと言って必須資格と書かれています。

経理ではなく、税理士事務所では簿記3級でも採用されることはありますが、経理では2級が必須資格。

経理職での転職をするなら、最低でも簿記2級、大手企業であれば1級の取得が望ましいです
» 簿記2級を活かせる仕事
» 簿記1級を活かせる仕事

ちなみに簿記は、4種類あります。

  • 日商簿記(日本商工会議所)
  • 全経簿記(全国経理教育協会)
  • 全商簿記(全国商業高等学校協会)
  • 日ビ簿記(日本ビジネス技能検定協会)

一般的に簿記=日商簿記なので、間違って他の資格試験を受けないように注意してください。

日商簿記2級は絶対必要。同じ2級でも全経、全商、日ビじゃダメ。

経理が行う仕訳業務は日商簿記2級程度の知識がないと理解するのが難しいので、知識がないと勉強しなおさないといけません。
» 経理の仕事内容

さらに、財務分析やコスト管理などの業務をするうえでも知っておくべき知識がビジネス会計検定です。

転職に必須な資格ではありませんが、学習することで他との差別化・専門性を高められてキャリアアップに直結していきます。
» 簿記資格取得のメリットと効果的な学習方法

スキル:税務知識

経理転職で大きな強みとなるのが税理士公認会計士資格です。

税務知識はビジネスの決定に直結し、企業の税務リスクを最小化するうえで欠かせません。

税務申告の正確性を高めることで、経理としての信頼性も向上し、罰金や追徴税のリスクを減らすことができるので、企業は喉から手が出るほど欲しい人材です。

税理士や公認会計士の専門資格は、キャリアの幅を大きく広げることができます。

税務関連の知識は、経理転職において重要なアドバンテージをもたらし、専門性を活かしたキャリアを築くためのステップと言えるでしょう。

税理士資格は難関で、3年ほどないとまず受からない。公認会計士はもっと難しいけど、取れば一生仕事に困らないよ。

国際税務の知識も持つとグローバル企業で採用さいれ、税務監査対応やコンサルティングなど専門性の高い分野でのキャリア機会をより広げることができます。

スキル:ITスキルと会計ソフトの活用

経理業務は、デジタル技術の進展によって大きく変化しています。

経理転職市場では、

  • ITスキル
  • 会計ソフト

など、技術の重要性が高いです。

経理職の採用において、伝統的な会計知識に加え、技術を活用して業務の効率化を図れる人材が求められています。

財務分析ができれば、会社の経営に必要な費用かどうかの取捨選択・企業の収支の最適化も可能です。

会計ソフトやExcelの操作に慣れていれば、経理への転職市場での評価を高めやすくなります。

他にもfreeeなどのクラウド会計ソフトが使えると、在宅の仕事ができるようになるよ。

特に、表計算やグラフ作成もできるExcel・Googleスプレッドシートは、経理業務において重宝されるので最低限使いこなしたいツールです。
» 経理業務にExcelが選ばれる理由

スキル:コミュニケーション能力

経理転職では、ITスキルや会計知識だけでなく、コミュニケーション能力は重要です。

積極的なコミュニケーションは、組織内外の人との協調性を高め、円滑な情報共有・連携による業務の効率化も可能です。

企業の財務状況を数値で把握し、経営陣に対して的確な情報提供もできる力が付きます。

一人経理でも他部署とのコミュニケーションは最低限必要だし、キャリアアップは上司や部下に好かれることも必要だからね。

特にコミュニケーション能力は、経理職のキャリアアップにとても重要です。
» 経理のコミュニケーション能力向上完全ガイド

経理転職を成功させるためのステップ

経理転職成功の鍵は自己分析をし、明確なキャリアプランを立てることから始まります。

適切な企業選びや職務経歴書、履歴書の作成につながるため、このステップは非常に重要です。

・様々な企業の経営指導がしたい
⇒税理士事務所、経営コンサル会社

・会社の役員になりたい
⇒給料の希望額に応じた大手または中小企業

・一経理員として定年まで働きたい
⇒コミュニケーションスキルに応じた大手または中小企業

・在宅で仕事がしたい
⇒中小企業で様々な経験をして、副業を経て独立フリーランスに。

自己分析でどんな働き方をしたいのかで、目指す進路・戦略が大きく変わっていきます。

自分の強みや価値観、キャリアで成し遂げたいことを深く理解することで、職務経歴書や履歴書を作成する際には、自己の実績を具体的にアピールし、見やすく整理することもできます。

企業選びでは自身のキャリア目標と企業のビジョンの合致性を見極めることが大切です。

どんなに良い会社に入っても、自分のやりたいこと出来なかったら、続けられないよ。

自己分析は人に聞くのが一番良いので、転職エージェントを活用してください。

転職エージェントは転職のプロなので現在の市場ニーズを把握していますし、適切なアドバイスも受けることが出来ます。

自分一人で考えて迷っているよりも、人に相談すればすぐに解決できることも多いので、上手にプロを使ってください。
» 経理に強いオススメ転職エージェント

自己分析とキャリアプランの明確化

自己分析をしてキャリアプランを可視化すれば、自分の軸を決めたうえで中長期的な目標の設定が可能です

働きたい会社も見つけられ、面接時に自分の強みをどう活かすか・どのようにキャリアを形成したいのかをアピールでききます

自己分析とキャリアプランは、「メモに書き出す」と「エージェントと壁打ち」がおすすめ!

例えば強みと弱みを最初に自分でメモに書き出し、エージェントとの面談時に聞かれて答えますと、何か違うようであれば違和感を感じ、考え直すことができます。

さらにエージェントとの模擬面接で答えると、フィードバックをもらい、さらに良いものに仕上げることができます。

自己分析とキャリアプランは、今後の経理職としての方向性を決めるために大切な指標となるので、時間をかけておこないましょう。

職務経歴書と履歴書のポイント

経理の転職において、職務経歴書と履歴書は自己PRのために非常に重要です。

職務経歴書では、所属していた企業での具体的な実績や実務経験など、数値化した成果のアピールが鍵になります。

自分がプロジェクトに入ったことで〇%の売上増・コスト削減につながったことも大きな実績!

経理未経験での転職であれば、現在の実績と合わせて、現在の仕事経験を通して経理職で働きたいと思うようになった理由・想いを伝えましょう。

履歴書については、フォーマットに沿った基本情報を簡潔に記載し、経理としての専門性や簿記資格の有無・職務関連の趣味・特技を記入するとよいでしょう。

職務経歴書と履歴書は役割が異なります

転職に強い履歴書マニュアルや経理に特化した職務経歴書の書き方を紹介しているので、あわせて確認してみましょう。
» 転職に強い履歴書の書き方マニュアル完全版
» 経理に特化した職務経歴書の書き方完全ガイド

経理職として働く企業の基準を決める

経理職への転職を考える際に、企業選びは非常に重要です。

事前に自分のなかで経理職として働く企業の基準を決めておくことが大切です。

例えば、福利厚生面では企業が提供する通勤手当・家賃手当・退職金制度などです。

ある程度、手当部分が充実していると毎月の収入がプラスになるため、働くうえでのメンタル面の安心感にもつながります。

細かい点では、以下のことを確認すると良いでしょう

・仕事内容(決算をメインで行えるか)
・残業時間(あるか)
・休日数(120日以上か)
・通勤時間(短いか)
・総支給(基本給➕賞与➕手当)
・昇給(年いくらが上限で、何回か)
・経理課人数(少ないと人間関係少ない)
・経理課年齢層(同年代は出世争いになる)

他にも、経理システムやソフトウェアの導入状況も一つの基準です。

最新のシステムに触れながら、スキル向上やツールを活用した実務経験の機会を増やせると、将来フリーランス経理になる際に有利になるでしょう。

経理職として働く企業を選ぶ際は、自分のキャリア目標や働き方に合うかどうかを見極めることが重要です。

簿記の取得・スキルアップを目指す

経理に転職するなら最低でも簿記2級、キャリアアップと高収入を目指したいなら、ビジネス会計や税理士資格の取得を目指しましょう。

簿記1級以外は、CBT方式のネット試験もあるため、自分の都合にあわせて受験できます。

いきなり簿記2級を目指すのではなく、簿記3級を学んでから簿記2級を目指すことでスムーズに内容を理解しやすいです。

3級は1ヶ月、2級は3ヶ月あれば合格できます!

簿記の取得やスキルを高めることでキャリアの幅も広がり、経理職への転職はもちろん、変化する環境への柔軟な対応が可能です。

転職エージェントの活用方法

経理職への転職を検討する場合は、未経験でも転職エージェントを活用しましょう。

転職エージェントでは、自分の希望を伝えることで、経験やスキルにマッチした求人を紹介してもらいやすいですし、人に話す練習になります。

また就業中の忙しい人にとっては、企業との面談日程の調整や内定通知・給与交渉まで、転職エージェントがすべて仲介してくれので、便利です。

1人より2人! エージェントを秘書のように使い倒すことで、就活を効率良く行いましょう!

エージェントは、転職業界TOPの案件数をもつJAC Recruitmentと、経理職の転職に強い専門エージェントを選ぶことが肝心です。

リクルートは面接などのサポートが素晴らしいですし、経理専門のエージェントであれば、業界の内情や非公開求人などの詳しい情報を提供してくれます。

面接の練習や履歴書・職務経歴書の添削も無料でしてもらいましょう。

計画的に仲間を得て進めていけば、経理へ転職してキャリアアップを目指せます。

まずは登録し、実際に行動に移すことがポイントです
» 経理に強いオススメ転職エージェント

経理職志望者が直面する悩みと解決策

転職活動中に直面する悩みは多様であり、それぞれに対する解決策が存在します。

基本的な解決策は、プロに聞くです!

経理専門の転職エージェントを利用することで、専門的なアドバイスやサポートを無料で受けることができます

プロに聞くのが結局一番早くて、的確!

転職の悩みは人それぞれあるので、網羅することが困難です。

しかし、プロであればその人の状況に合わせた的確なアドバイスを無料でしてくれます。

ちなみにエージェント登録=就職ではありません。

僕はエージェントに5社以上登録しましたが、結局転職サイトで内定出ました(笑)

エージェントもあなたが内定をもらった場合、100万円近くの手数料を得ることができるので、アドバイスしてくれます。

逆に言うとあなたの転職活動を利用してエージェントは利益を得ているので、あなたも転職エージェントを上手に利用して、転職を有利に進めましょう。

特に面接における経理関連の質問対策には、事前に転職エージェントと想定問答を準備しておくことが重要です。
» 経理に強いオススメ転職エージェント

年齢別の転職活動のポイント

経理職への転職を成功させるには、年齢ごとの転職活動のポイントを理解することが非常に重要です。

20代前半から50代以上にわけて紹介していますので、自分の年代のポイントを意識して自己PRを作るようにしてください

  • 20代前半:将来性を重視し、基礎的な経理スキルを身につけるチャンスと捉える
  • 20代後半:経験を積み、専門性を高めることでキャリアアップを目指す
  • 30代前半:リーダー職へのステップアップや専門性を深める重要性が増す
  • 30代後半:管理職を目指しマネジメントスキルの必要性が高まる、専門性を活かした転職を検討
  • 40代:業務経験を生かしたシニアポジションやコンサルタントへの転身を考える
  • 50代以上:豊富な経験を強みにキャリアをアピールし、アドバイザリー業務や非常勤でのポジションを検討

それぞれ年齢別の転職タイミング・イメージの例を押さえることで、転職市場において自分がなにを求められているのかがわかり、自己PRを上手に行うことができます。
» 経理のキャリアプラン完全マニュアル

未経験から経理職への転職方法

完全未経験から経理職へ転職するステップを紹介します。

STEP
簿記3級の取得

まずは試験日程を確認し、ひたすら「スッキリわかる 日商簿記3級」の問題集を解く。これだけで1ヶ月あれば取得できます。

STEP
転職エージェントへ登録(最低3社以上)、履歴書・職務経歴書作成

転職エージェントに登録しましょう。エージェントは最初になぜ転職するのか、など聞いてきますのでなるべく嘘はつかず話して、反応が悪い部分は修正していきましょう。

履歴書・職務経歴書は応募する際に必ず必要になるので、この時点で何度も修正して仕上げましょう。

STEP
求人の確認

応募したい求人を確認し、必要資格や給与・休日数などを業界水準を確認します。

良いと思った求人はお気に入りに入れておきます。

この時点での求人は応募する時になくなる可能性が高いですが、求人をたくさん見ることで応募する時には良い求人・悪い求人の見分けが付くようになります。

STEP
簿記2級の取得

試験日程を確認し、ひたすら「スッキリわかる 日商簿記2級」の問題集を解く。3級より難しいので、合格まで3ヶ月ぐらいかかります。

STEP
応募

2級を取得し、応募書類も出来上がっているので、「未経験歓迎」の求人をメインに応募します。

最低10個以上の求人に応募するようにしましょう。

選考にはおよそ1ヶ月かかり、企業によっては最初の返事に1週間以上かかるところもあり、求人の返事を待っていると就職が延々遅くなっていき、気持ちも冷めていきます。

STEP
面接対策

転職エージェントにお願いして、模擬面接を行います。

また、スマホアプリでも模擬面接アプリがあるので、日常的に面接練習をします。

「自己PRをしてください」は必ず言われる質問ですが、日常生活では出てこないことなので、練習していないと全く出てきませんので、必ず練習してください。

STEP
内定

1つ内定が出ても、内定承諾を先延ばしにし、出来るだけ条件の良いところで就職するようにしましょう。

内定承諾期間を延ばせるのはおよそ7〜10日です。

エージェントを使っていると、給与の交渉もしてくれるので、非常にありがたいです。

誰もが最初は未経験です。

不安もあるでしょうが、不安は担当エージェントに伝えることで、的確なアドバイスがもらえます。

実務は日商簿記2級の知識があれば、間違いなくこなせるので安心して!

30代未経験からでも経理への転職を目指せる成功ガイドもぜひ参考にしてください。
» 30代未経験者の経理転職成功ガイド

「とりあえず早く転職したい!」「転職してから学んでいきたい!」方は、転職活動のなかで熱意を伝えましょう。

会計スキルがない状態でも、自らの経験をアピールすることでポテンシャルを感じて採用されるケースもあります。

会計や簿記の知識不足はどう補うべきか

実務でわからないところが出たのだけど、1人経理なのでどうすれば良いのかわからない時もあります。

過去にしたことがある仕訳なら、過去の仕訳を確認し、その通り処理することで解決します。

今までしたことがない仕訳はYouTubeやインターネットで会計・簿記の知識を発信されている方がいるので、そこから学びます。

それでも不安な場合の最終手段は、会社の顧問税理士に確認すればOK。

1人経理でも最後は税理士頼りで大丈夫。全部1人で出来なくても良いよ

現職と転職活動の両立が難しい

現職の仕事と転職活動を両立させるには、転職エージェントを有効に活用しましょう。

職務経歴書の作成なども1人で100%作るのではなく、60%作ってエージェントに投げる。

エージェントから帰ってきたフィードバックを元に修正した方が早く作成できます。

転職エージェントはあなた専用の秘書。両立のためには、あなたが働いている間に、エージェントに働いてもらえるようにお願いしましょう

わからないことを調べる時間ももったいないので、そのままエージェントに投げて調べてもらいましょう。

素人が1人で1時間調べて悩むより、プロに相談すれば10秒で解決することがたくさんあります。

両立のストレスを最小限に抑えつつ、担当エージェントと焦らず着実に進めることが転職成功の鍵です。

【まとめ】経理職は売り手市場!転職を成功させよう

2024年現在の経理職への転職市場は、2023年に引き続き好調で売り手市場の傾向です。

経理職への転職に重要なのは、会計・簿記に関する専門知識やITスキル、そして人とのコミュニケーション能力です。

転職エージェントの活用は、効率的な転職活動をバックアップしてくれます。

さらに、年齢や過去の経験によっては、未経験者も経理の道に進みやすいです。

転職活動は学びや成長のチャンスととらえて、ポジティブに行動していきましょう!

あなたが経理職への転職に成功できることを祈っています。
» 転職活動の流れを解説!基本スケジュールと準備方法

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この記事を書いた人

ゆうのアバター ゆう 現役の経理部員

当ブログをご覧いただきありがとうございます。
編集長のゆうです。

現役の経理部員として知らないと損する「お得な情報、オススメ転職エージェント、転職ノウハウ」などを惜しみなく公開します。
2022年から未経験で転職活動をスタートし、2社の内定を獲得しました。
年収も420万円から600万円にアップし、経理事務を満喫しています。

皆さんの役に立つ情報発信をしていきますので、よろしくお願いします。

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